「うちは理事会も機能しているし、管理会社も良いので安心」と仰られていても、なぜか多くの管理組合でマンション保険については見直しされていません。
基本的に管理会社から「保険料が下がる会社がありました!」のような提案はないでしょう。なぜでしょうか。
管理会社の多くは保険の代理店を兼業しており、竣工引渡し時から保険に入る必要があることから分譲会社系列の管理会社が全てを手配しています。一度も見直しをされていないのであれば、今の保険は管理組合が機能する前に、「どこの保険会社か」「どのような保険内容か」は最初の管理会社が決めたものなのです。
さらに見直しをされない原因となっているのは、保険の契約は安くなる長期契約(5年、10年)が一般的で毎年理事役員が変わる理事会では議案にもならず、満期(更新)を迎えた期の理事会で、管理会社が持ってきた見積のまま継続契約とされていることが多いのです。
もし、あなたが理事をされている期に保険契約の更新がありましたら、理事会で他社から見積りを取得されることをお勧めします。(最低でもフロント担当者へ「他社からの見積取得」を依頼)