管理費削減の実例

神奈川県D市

95世帯 ファミリータイプ

現委託管理会社への減額及び仕様追加(変更)の交渉

 

・各業務ごとに精査

(事務管理、管理員業務、日常清掃、定期清掃、巡回点検、エレベータ保守点検、消防設備点検、雑排水管清掃、貯水槽清掃、植栽保守)

管理品質を向上(アンケート結果による消防設備点検及び雑排水管清掃予備日曜日変更、新居住者へのルール説明業務など)

・エレベーター保守、消防設備点検、機械式駐車場保守の業者競争入札したうえで、

年額 1,763万円 ⇒ 年額 1,273万円へ削減成功

(一戸当り約5.1万円の削減)



≪経緯≫

 大規模修繕工事の資金不足から

 

 直前に控えている大規模修繕工事の資金不足から、弊社含む数社のコンサルタントが理事会の場へお呼び頂きました。

「修繕積立金の値上げや借入を行わずに大規模修繕工事を行いたい」という組合様からの要望に対して、全力でコンサルティングさせて頂くことになりました。

 大規模修繕工事の前に、まずは現在の管理委託費が高額であると予測できたことから管理費削減コンサルティングをスタート。

 

≪管理内容の確認≫

 現契約書、及び金額の精査のほか、

組合様より現在の【不満】【満足】を確認させていただきました。

 

 

⇒事務管理業務費が特に高額と予測。

⇒比較的早い段階での大規模修繕工事が必要と判断。積立金不足が明らか。

⇒新居住者へのマンションルールの説明を義務化、また現居住者へのルールの再認識が必要。

 

 などについて、変更修正の必要があると判断できました。 


仕様書作成

≪新たな管理会社への委託を協議≫

 新たな管理会社へ委託を行うか行わないかの協議を行いました。

理事会だけなく、全区分所有者参加型の説明会を実施。

 現管理会社への不満はほぼ「金額」だけのため、管理会社変更は考えずに減額コンサルティングをスタート。

 

≪現地調査≫

 BMKによる対象マンションの現地調査を実施。

 

≪アンケートの実施≫

 マンション管理に関するアンケートを実施。

 

≪仕様書作成≫

 アンケート結果を踏まえた新たな仕様書を作成。


減額交渉

≪仕様書提示と減額交渉≫

 現管理会社に対して、新たな仕様書を踏まえ各業務委託費の金額提示を依頼。

 

≪折衝≫

 各業務の提示金額の確認(弊社で獲得した見積書とも比較)や仕様書についての折衝を実施。

 

≪新仕様書と見積提出≫

 折衝を踏まえての新仕様書と見積書を提出いただき、組合様へ報告。

 数回の折衝を繰り返し、総会へ上程する新仕様書と金額を決定。

 

≪総会決議≫

 全区分所有者の皆さまへ、経緯と結果を報告。

 減額された、新仕様による管理がスタート。